厄除け招福☆刺繍の吊るし飾り

ヒキガエルと蓮の花を模った五毒刺繍の吊るし飾り。どちらもユーモラスな雰囲気を漂わせながらも、刺繍の美しさは必見。厄除け、魔除け、招福の民芸品として、また縁起の良いお土産としても広く親しまれているアイテムです。

[A.ヒキガエル]
ヒキガエルは中国で五毒と呼ばれる厄除けモチーフ「ヒキガエル・蜘蛛・ムカデ・サソリ・トカゲ」の中でもセンターポジション的存在で、五毒飾りの中でも定番中の定番アイテムですが、こちらのヒキガエルさんには可愛らしいお花の刺繍が施されていて何だかとってもラブリー♡と言うのも実はヒキガエルさんは仙女さんや月の女神の生まれ変わりとも言われているので、乙女っぽさを意識しているのかもしれません。ギンッと開いたサイケデリックな瞳もチャームポイントですね。

[B.蓮の花]
中国において蓮の花は「恋心」や「美」を象徴するシンボル。日本でも清らかで神聖なイメージを持つ花ですが、こちらの蓮にはサソリとトカゲ、蜘蛛、ムカデ、子どもの刺繍が施されておりそれぞれに思わずクスッとなる愛らしさがあります。この絶妙なほっこり感は誰にでも出せる物ではなく、作り手のセンスなのでしょうね。とにもかくにも刺繍名人の作品である事には間違いない一味違った作品です。

[五毒と端午節についてもう少し詳しく‥]
五毒とはヒキガエル・蜘蛛・ムカデ・サソリ・トカゲ等を指します。
日本の端午の節句のルーツでもある中国の端午節（旧暦の5月5日）の頃は入梅の時期にあたり、疫病が蔓延しやすく亡くなる人が多かったため、鬼や亡霊、害虫（五毒）等の悪いものが活発になるとされていました。そこでしょうぶやヨモギ、とうがらし等を飾ったり、逆にこの五毒たちの毒の力を借りる事で子どもの無病息災を願うようになりました。五毒が刺繍された枕に子どもを寝かせたり、五毒刺繍入りの匂い袋(当時は薬草入り)を首から掛けたり、悪いものに打ち勝つ力を持つとされる虎モチーフの物を身に着けさせたりと、ありとあらゆる方法で厄除け、魔除けをしたのです。その風習は多少アレンジを加えながらも一部の地域で現在も残っており、端午節になると五毒アイテムを使用して無病息災を願うそうです。見た目にも楽しいユーモラスなアイテムたちは縁起の良い民芸品やお土産としても広く愛されています。

[サイズ]
A.ヒキガエル:最大幅17.5cm/高さ16.5cm/厚み1.1cm
B.蓮の花:最大幅16.5cm/高さ15cm/厚み1.5cm


[発送方法] 宅配便／定形外郵便

＜attention＞
・直射日光により退色する場合がございますが、一層味わい深くなるので逆におすすめです。
・ハンドメイドのためサイズや形、顔の表情等に違いがございます。
・縫製の歪み、ほつれ等ございます。
・多少の個体差がございます。